広島県議会 2022-09-27 2022-09-27 令和4年文教委員会 本文
7: ◯意見・質疑(東委員) 私からは、県立学校等における燃料価格高騰対応についてお聞きいたしますが、その前に伊藤委員からありました英語教育改善事業について、小学校3年生、4年生くらいから外国語活動が行われ、中学校でまたしっかり読む、書く、聞く、話すと学ぶのでしょうが、ぜひ中学校に入るときに英語嫌いにならないようにしておいてもらいたいという現場の心配の声がございますので
7: ◯意見・質疑(東委員) 私からは、県立学校等における燃料価格高騰対応についてお聞きいたしますが、その前に伊藤委員からありました英語教育改善事業について、小学校3年生、4年生くらいから外国語活動が行われ、中学校でまたしっかり読む、書く、聞く、話すと学ぶのでしょうが、ぜひ中学校に入るときに英語嫌いにならないようにしておいてもらいたいという現場の心配の声がございますので
確かに英語を楽しむ生徒が生まれている一方で、英語嫌いという生徒も作り出してしまっているというのが現場からの報告です。 以前は、中学校1年生に入ったときに英語に初めて触れるわけですから、英語嫌いというのはほとんどなかったんですけれども、今は中学1年生に入った段階で英語嫌いという子が一定程度いるというような、そういう状況もつくり出しているんですね。
また、教員の指導力不足により英語嫌いになり、そのまま中学へ進む児童が出ることも懸念されるわけであります。担任の多くは、英語を指導する能力に乏しく、指導力を高めるために自己研修や県、市町村の研修を受けております。さらに、授業を行うための準備も行わなければならず、英語の導入による教員の負担は相当大きいものがあると考えます。
おっしゃるところもよく分かるところでございまして、小学校に英語教育が下りてくることによって、英語嫌いがより低年齢化するのではないかというような、そうした危惧も世の中にはあるわけでして、そうあってはならないということで、できる限り楽しく英語を学んでいけるようなところを目指して我々も取り組んでおるところでございます。
そのため、英語になじめず、英語嫌いにつながるつまずきも懸念されることから、今まで以上に楽しく学ぶことを意識した授業づくりが必要になるというふうに考えております。 具体的には、外国語指導助手と英語を介して互いの紹介をしたり興味を持ったことを尋ねたりするやり取りを通して、外国の文化や生活の理解までつながる探求的な生きた英語の授業を目指してまいりたいと考えております。
子供たちが英語嫌いにならないように、文法中心の「読む」、「書く」から、「話す」、「聞く」をベースにした、楽しく学ぶための英語指導の研修を行うなど、これまで以上に英語教育が充実するよう努めていきたい。 ◆岩上憲司 委員 ALT(外国語指導助手)は市で雇っているが、県としての考えはどうか。 ◎鈴木 義務教育課長 ALTは基本的には市町村で雇用されている。
したがいまして、県としましてはぜひともこの教科化に向け、来年度、教科書が使われるわけですが、その教科書を使った授業になり、さらには評価、数値による評価が行われるということで、導入の仕方を私どもが誤ると、英語嫌いの子供たちをふやしてしまうのではないかと懸念をしているところであります。
〔資料②提示〕これは白梅学園大学の滝口優教授の研究ですが、小学校の英語の教科化について、本格導入となりますけれども、英語嫌いをつくるのではないか、中学校入学で英語嫌いの生徒が激増するのではないかという不安の声が上がっております。
英単語をひたすら覚える授業や型通りの英文を唱える授業だけでは、英語嫌いの子供をふやす結果となってしまうのではないかと思います。 そんな意味で、小学校での外国語を指導される先生方には、子供を引きつけるような指導力をさらに高めていただきたいと思います。 そのためにも、今回配置される外国語専科教員には、ぜひ各地域で小学校外国語教育の推進役となっていただくことを要望し、私の質問を終わります。
小学校での英語を教科にすることで、小・中・高等学校を通じた英語教育の充実が期待される一方、小学校において詰め込み式の英語教育が行われたり、中学校英語の前倒しのような指導がなされたりすると、早期に英語嫌いを生み出すことも懸念されます。そうならないためには、教員の指導力の向上と児童の学習意欲を高める環境づくりが必要だと考えます。
こうした指摘について検討されておらず、条件整備抜きでの教科化実施は、専門家がかえって英語嫌いをふやすだけと反対してきたところであり、この意見書にも賛同できません。
小学校教師の多くが英語の免許を持たない中で、現在の中一の内容、最も基礎となる学習を小学校におろそうとしていると聞いていますが、中途半端な小学校英語は、かえって英語嫌いの子供をつくるとの専門家の指摘もあります。
このことにより英語嫌いがふえるんじゃないか、教員の責任も負担も重くなるという不安です。また小学校三年生は今でも習字やリコーダー、理科の観察や実験、社会の総合学習、算数の割り算など初めて習うものが多く、漢字も二年生と比べると格段と多くなります。ここに外国語活動が加わったら、宮城では三年生からは四十人学級になるので、わからない子、ついていけない子がふえていくのではないかという不安です。
一方で、日本語教育優先を求める声や、成績評価が英語嫌いを招くのではないかとの意見も聞かれます。 また、外国語教育の導入は、授業時間数の増加を伴います。 現在の時間割の中に英語の授業時間と準備時間を確保する必要があります。指導方法の習得のための研修も追加され、教職員のさらなる多忙化だけではなく、心理的な負担となることも懸念されます。
さらに、今回の改定によりまして、児童に外国語に対する興味や関心を持ってもらうことが一番大切だと思いますが、教科化となって、成績がつくことによる過度な競争の誘発などで、早くから英語嫌いを生んでしまうのではないかと懸念もしているところでございます。
だから、根本的に英語を子どもたちにという点ではこのままでは不十分さが残って、英語嫌いの子どもたちをつくってしまいかねないようなことになっては、狙いと結果が違うということになりかねない。学問的に先生のほうからのお話も参考にお聞かせいただいたんですけれども、日本語にまさる英語の授業というのは成り立たないと思うんですね。
中学校に入学する前に英語嫌いになってしまうということが起こらないように,何よりも英語の楽しさを学び,学習意欲をかき立てるような教育課程の設定が求められるところであります。 また,学校現場における環境整備も重要であります。教員の多忙化が問題とされる中,授業の量を維持・増加しつつ質を高めるには,教員の十分な配置や指導力向上のための支援が必要であります。
成績評価によって英語嫌いをふやす可能性が高いと指摘する英語教育専門家の声を受けとめることが必要ではないでしょうか。 残念ながら、子供たちの貧困、学力格差、いじめなど、現場が抱える困難を打開することに応えるものになっているとは思えません。 私は、新たな学習指導要領案の抜本的な見直しが必要だと考えます。現場の実態を知る方々が声を上げ、改善を求めるべきではないでしょうか。
しかしながら、課題として国語教育と並行して英語教育を行うことや、教員の指導力や指導レベルから英語嫌いの子供が生まれる可能性も考えられます。
私は英語嫌いのまま、ここまで人生を過ごしてきまして、英語でもっと会話が楽しめたら良かったのになという後悔ばかりしているんですけれども、小学校のときに英語で話す楽しさ、おもしろさ、こういうものをぜひ教えていただいて、英語嫌いをつくらないようなことだけは頭に置いてやっていただければというふうに思います。ぜひすばらしい活動になりますことをお願いして、教育長、ありがとうございました。質問を終わります。